日本人史上初!夏季・冬季パラリンピック金メダリストの土田和歌子選手が2017年6月19日(月)に林文子横浜市長を訪問します。土田選手は、2017年5月13日(土)に開催した2017世界パラトライアスロンシリーズ横浜大会(女子PTHC)で、優勝しました。
概 要
日 時:2017年6月19日(月)14時00分
会 場:横浜市庁舎 2階応接室
訪問者:土田 和歌子選手(八千代工業株式会社 所属)
2017世界パラトライアスロンシリーズ横浜大会 結果(女子PTHC)
課題のスイムは5選手中4位と出遅れたが、得意のバイクとランで他の選手を圧倒し見事巻き返しに成功、世界シリーズ初出場、初優勝となる。
順位 | 氏名 | 補正 | SWIM | T1 | Bike | T2 | Run | 合計 |
1 | 土田和歌子(JPN) | 0:00:00 | 0:16:55 | 0:02:19 | 0:40:59 | 0:02:07 | 0:12:51 | 1:15:11 |
2 | ジェイド・ジョーンズ(GBR) | 0:04:48 | 0:13:38 | 0:01:31 | 0:42:05 | 0:00:52 | 0:13:36 | 1:16:30 |
3 | エバ マリア・モラル ペドレロ(ESP) | 0:00:00 | 0:16:18 | 0:02:53 | 0:41:01 | 0:02:00 | 0:15:30 | 1:17:42 |
4 | リジー・テンチ(GBR) | 0:04:48 | 0:14:09 | 0:02:06 | 0:42:53 | 0:01:15 | 0:17:15 | 1:22:26 |
5 | サラ・テイト(AUS) | 0:00:00 | 0:19:53 | 0:01:49 | 0:54:48 | 0:01:49 | 0:20:27 | 1:38:46 |
選手プロフィール
土田 和歌子(つちだ わかこ) 出生:東京都 2017JTUパラトライアスロン女子強化S指定選手 |
略 歴
高校2年生の時に、友人とドライブ中、交通事故に遭い車いす生活となる。
1993年 アイススレッジの講習会に参加したことがきっかけで、日本で最初にアイススレッジスピードレース※を始める。
1998年 長野冬季パラリンピックでは1500mで自己の世界記録を更新し金メダルを獲得
1999年 陸上競技に転向
2004年 アテネ夏季パラリンピックでは5000mで金メダル、マラソンで銀メダルを獲得
日本人史上初の夏・冬パラリンピック金メダリストとなる。
その後も、北京・ロンドン・リオデジャネイロと、パラリンピックに4大会連続出場を果たす。ロンドンパラリンピックでは日本選手団主将を務める。
※アイススレッジスピードレース(Ice sledge racing)は、氷上においてそり(スレッジ)に乗りおこなわれる、障がい者スポーツ。下肢などに機能障がいのある選手のみを対象に座位で行うスピードスケート競技。
パラトライアスロンへの挑戦
2017年4月にフィリピンで開催された「ASTCパラトライアスロンアジア選手権」に初参戦して優勝し、5月の2017世界パラトライアスロンシリーズ横浜大会の出場権を得て、見事優勝しました。
年 | 大 会 | 成 績 |
1994年 |
リレハンメルパラリンピック |
100m、700m、1000m 入賞 |
1998年 |
長野パラリンピック |
100m・500m 銀メダル 1000m・1500m 金メダル ※1500mでは世界新記録を樹立 |
1999年 |
(陸上競技に転向) | |
2000年 |
シドニーオリンピック |
公開競技800m 銀メダル |
2001年 |
大分国際車いすマラソン |
優勝 (当時の世界記録樹立) |
2004年 |
アテネパラリンピック |
5000m金メダル、マラソン銀メダル |
2010年 |
ベルリンマラソン |
優勝 |
2010年 |
ロンドンマラソン |
優勝 |
2011年 |
IPC世界選手権(ニュージーランド・クライストチャーチ) マラソン |
優勝 |
2013年 |
IPC世界選手権(フランス・リヨン)マラソン |
2位 |
2007~2011年 |
ボストンマラソン |
5連覇 ※2011年大会では未公認世界記録 |
2008~2016年 |
東京マラソン |
9連覇中 |
2013年 |
大分国際車いすマラソン |
世界新記録更新 |
2013年 |
ニューヨークシティマラソン |
2位 |
2014年 |
ロンドンマラソン |
3位 |
2014年 |
ボストンマラソン |
2位 |
2017年 |
ASTCパラトライアスロンアジア選手権 |
優勝(パラトライアスロン初参戦) |
2017年 |
世界パラトライアスロンシリーズ横浜大会 |
優勝 |
パラトライアスロン競技と世界パラトライアスロンシリーズ
パラトライアスロン競技は、2016年リオデジャネイロパラリンピックから正式競技として採用されました。
「2017世界パラトライアスロンシリーズ横浜大会」では、エリートの部、エイジ(一般)の部、それぞれのカテゴリーで開催しましたが、横浜大会では、パラリンピックで正式競技に採用される前の2014年から、エリートパラトライアスロンを国内ではじめて開催しています。
また、今大会からパラトライアスロンの最高峰大会「世界パラトライアスロンシリーズ」が世界3か国で公認され、横浜大会はシリーズ第2戦目として開催し、17の国及び地域から男女合計70名のエリートパラトライアスロン選手が出場しました。
世界を転戦しながらポイントを競い合い、パラリンピックイヤーでは獲得したポイント数によってパラリンピックへとつながる重要な大会に位置付けられています。
クラス分けについて
選手の障がいの程度が競技結果に及ぼす影響を最小化するために、その類型と度合いに応じて、6つのカテゴリーが設けられています。横浜大会では、手で漕ぐタイプのハンドサイクルや競技用車いすを使用する選手が出場するPTHCクラスで、土田 和歌子選手は見事優勝しました。
記者発表資料
https://yokohamatriathlon.jp/wts/pdf/170615-1.pdf
お問い合わせ
世界トライアスロンシリーズ横浜大会 組織委員会事務局 電話番号:045-680-5538 FAX:045-641-2371 E-mail:info@yokohamatriathlon.jp |